Ramana Arul

アルナーチャラ便り 2019年9月

ADVENT DAY(アドヴェント デェイ)

9月1日はシュリラマナマハルシがアルナーチャラに到来された記念日です。

16歳のヴェンカタラーマンが彼の父の死後、寄宿していたマドライの叔父の家を出立し てアルナーチャラに向かったのは1896年8月28日でした。突然起こった「死の体験」 を得て、真我を実現してから6週間程経った頃でした。この体験が彼の人生を大きく変える 結果になったのです。十分な旅費を持ち合わせていなかったヴェンカタラーマンがティルヴ ァ-ンナマライに到着するのに4日かかりました。直通列車だと二日で到着したところです。

9月1日、ヴェンカタラーマンがティルヴァ-ンナマライに到着するや否や、一目散にア ルナーチャレシュワラの神殿に駆け込み、リンガを抱擁し、「あなたの命令により、私はや って来ました。」と歓呼し、涙するのです。その後、近くの沐浴場に行き、腰巻を割いて作 った褌以外、衣服、持っていたわずかな金銭、食べ物もすべて捨て去り、そして、剃髪しまし た。彼の決意は神への絶対的な降伏にあったのです。「私は何も必要ありません。神の意志 によってこの身体は生きてゆくのですから。どうか、あなたの意のままに。もう何も言うべ きことも、するべきこともありません。」そして、沈黙だけが残り、サマーディーが彼を待っていました。

             

毎年9月1日、この事実を回想し、この完璧な明け渡しの美しさに胸を打たれるのは私だけでしょうか?

(シュンニャ 崎山 綾子 記)

Advent: 重要な人物の到来
参考文献:ラマナマ・ハルシの伝記 賢者の軌跡 (ナチュラルスピリト社)